年明けに陣が平の尾根づたいに山を歩いた。
竹が倒され、木が刈られ、腐葉土の斜面に切り株が白く点在していた。
山中には古代人の墳墓を見かけた。尾根を渡る風の音にご先祖の悲憤慷慨の言霊を感じた。
自然の循環や先人の文化財を脅かす現代人の不敬をお詫びしたい気持ちになる。
今期、最強・最長かつ数年に1度レベルという寒波が襲来した大寒の1月28日は大雪だった。
年明けの陣が平での体験から、ふと、1077年1月28日のカノッサ城を想起した。
カノッサの屈辱は、神聖ローマ皇帝が、叙任権を巡り対立した教皇に破門を解いてもらうため、
寒空のもと城門の前で25日から3日の間、弊衣・裸足で断食・悔悛した事件である。
中世ヨーロッパの教皇権威が皇帝を上回った象徴的事件として、じっと斜めに首を垂れたのは
皇帝だけではなかった。屈辱は、皇帝を許した教皇の内心の葛藤にもあったはずだからである。
時は、一千年ほど流れて今日。
なるほど、経済は社会活動の根幹だが、ライフサイクルを通じた環境保護も大切である。
人口問題や自然災害などの脅威やエネルギー問題に対して、利害関係者が抱く信義と直面する
社会課題の合意形成を図るには何が必要か。エンジニアリングについて考えている。
とうとう禁断の実に手を出してしまった。禁断の実とはコラムに掲載する記事をAIに作文してもらう
ことである。ChatGPTとは距離を置くつもりであったが、ニュースに依るとX(旧ツイッター、この注釈はもう
古い?)にAIを使って、いかがわしい画像を生成・投稿することが増え、これを取り締まっているらしいということを
知って、AIの能力を試してみたくなった。もちろん、いかがわしい画像など興味は無いし、そのような
幼稚な歳でもない。AIが作曲したとか、AIで小説を書くなどと聞くと、どうしてもAIの実力を試したくなる。
お世話になるのはChatGPTである。この他にはAIツールを知らない。以前、ChatGPTに英訳を頼んだ。このときは、ChatGPTに英訳を依頼するときはどうすれば
良いか何となく解決できた。しかし、作文となるとどういう風にChatGPTに依頼したら良いのか
見当がつかないのでインターネットでその方法を探した。このような需要は多いのか、直ぐに見つかった。
インターネットで探し出した作文依頼法は次のようなものだ。下のような依頼文をChatGPTに入力すれば良い。
「あなた」とはChatGPT君のことである。
#条件:
・文字数は500字程度
・口調はだ・である調
・構成は、結論、理由、提案、結論の順
・読み手に里山についての関心を高める文
ChatGPT君の作品は次のとおりである。
里山は、人と自然が共に生きる知恵の結晶である。私は定年後、この里山の保全活動に力を注いでいる。なぜなら、里山は単なる風景ではなく、地域の生態系と文化を支える重要な存在だからである。
近年、過疎化や高齢化により、手入れされない里山が増えている。かつては薪や炭を取るために人々が山に入り、雑木林が程よく保たれていた。しかし、生活様式の変化とともに人の手が入らなくなり、竹が繁茂し、植生のバランスが崩れている。その結果、動植物の多様性が失われ、里山の魅力も薄れてしまった。
私はこの現状を変えるために、地域の仲間と共に下草刈りや植林活動を行っている。だが、私たち高齢者だけでは限界がある。若い世代にもこの活動に関心を持ってもらいたい。たとえば、学校教育の中に里山体験学習を取り入れたり、都市部の家族が週末に参加できるプログラムを作ったりするのはどうだろうか。自然に触れることで、人は癒やされるだけでなく、自分たちの暮らしが自然の恵みに支えられていることを実感できるはずである。
里山は過去の遺産ではなく、未来への贈り物である。私たちが今、手を入れ守り続けることで、次の世代も豊かな自然と共に生きていける。人と自然の共生をもう一度取り戻すために、今こそ里山に目を向けるべき時である。
注:この記事では写真のサイズを大きめに表示しています。写真全てが枠内に収まるよう、ブラウザの横幅を
十分に広げて閲覧されることをお勧めします。
前回の陣が平活動中にSYG一会員が、切り開いた山腹から西側を見た際、山肌が茶色い箇所があるのを見つけられ、「開発または山崩れ?」との疑問を持たれました。(写真1の青矢印部)
「この場所の特定を現地調査せずにネット上の航空写真が使用できる地図サイトで探せないか?」をお題としてあれこれ試してみた結果を報告いたします。
まず航空写真が使えるネット上の地図サイトですが、一般的にはGoogle マップ、同じくGoogleが提供しているGoogle EarthとiPhoneでのマップアプリが使えます。特にGoogle EarthとiPhone マップは航空写真を3D表示ができるので便利です。比較してみた結果、iPhoneマップが最近の写真のように感じますが、画面が小さいため検討に使えませんでした。
ということで3Dが使えるGoogle Earthを使って場所の特定をしてみました。
まず、地図上で探す場所のアタリをつける為に写真を撮った位置からの方位を出す必要があります。手持ちのiPhoneで撮影した写真には位置データが保存されています。その位置から探す場所の方向にあるランドマークとして写真1の赤枠で囲ったアパート群を使いました。その結果が写真2です。
この方向には自衛隊の原演習場と、その西側の山には多くの崩れた跡が見受けられました。探索の場所はこのどれかと思われます。特に原演習場には土木工事で山肌が削られた場所もあります。このままでは場所の特定が難しいので3D表示してみました。(写真3)
探している場所は原演習場付近の赤線から南側に特定されました。ただこの角度の3D写真では演習場内の地肌かその向こう側の崩れた跡かよくわかりません(写真4)。もう少し3Dの傾斜角度を小さくしてみます。
角度を低くした3D写真(写真5)にしたら、山の陰になっている場所が隠れ探している跡に似た場所が浮き上がってきました。右上がりの地肌であり、探している跡はこの場所(白矢印)と考えられます。
探している場所の特定は、2D写真に戻すと写真6の白枠地区の崩れた跡ではないかと考えます。
今回の探索は、SYG一員の何気ない一言から始まりましたが好奇心とデジタル世界の利用で遊ぶことができました。特にGoogle Earthは3Dに特化しているようですし、写真データもアップデートされており地図で遊ぶにはもってこいのツールと考えます。
その分Googleがとんでもない会社であることも挙げられます。GAFAがデジタル世界を占有しているのかもしれません。
蛇足ですが、ネット上で上げられた何気ない写真から場所の特定ができる世界になってきています。悪い使い方をすればストーカー騒動になりかねません。特に最近のスマホの写真は解像度が上がってきており何気なく撮った写真でも多くの情報が含まれています。例えば、背景のお店の名前、制服、名札等その情報を悪用するやからがいるのでネットに写真をアップロードするのは危険が伴います。
便利な反面、危ない世界になってきました。情報が簡単に手に入る結果、世の中のスピードが速くなって何やら追いまくられている気がします。やまみち活動はこの流れとは違うゆったりした中で過ごせるので精神的デトックス効果が抜群です。